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『ファルコン&ウィンターソルジャー』安心しろジョンウォーカー、俺らみんな君のこと大好きだぜ…

 

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『ファルコン&ウィンターソルジャー』、最終話終わっちまった…ワンダヴィジョンから毎週のようにMCUを糧に一週間、また一週間と生き抜いてきて、、これからロキまで何を楽しみに頑張れば良いんだ。ロキまで長すぎる。

ともかく、ファルコン&ウィンターソルジャー、最高だった!!!!!!

 

 

劇中で語られた人種差別問題のことはあまり細かく語れるほど自分の中で整理出来てないので全然書けないんですけど、書きたいことといえば、ファルコン&ウィンターソルジャーで初登場した人物、、ジョン・F・ウォーカー。彼、最高でしたね。

 

 

アメリカ政府からキャプテン・アメリカの盾を『受け継がされた』ジョンウォーカーは、序盤からめちゃくちゃ焦ってましたよね。もはや可哀想だった。

政府から『おう、キャプテン・アメリカやれや』と与えられたものの、スティーブキャップのと違ってメットが少し合ってない様に見える。協力しようとしたサムとバッキーには全く相手にされず。キャプテン・アメリカの名を背負い敵地に乗り込むも唾を掛けられ、、あぁ、ジョンウォーカー、、

劇中で『てめぇはキャプテン・アメリカじゃねぇ』とサムとバッキーに言われているかのように、Twitterでもすげぇ叩かれてたの見てもう、、、

 

こんなこと言って俺も2話視聴後に

こんなこと書いたけどね、、、、すまんジョンウォーカー、、(この時はまだUSエージェントじゃない)

 

ほんと、これはまんまと劇中の描き方にハマってしまってた、という感じ。キャプテン・アメリカの名を持つものは、周りからは『スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ』として見られる。だからバッシングされるし、嫌われる。

しかし、またジョンウォーカーの方も、『スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ』であろうとしてしまう。

 

ティーブは、異常なまでに聖人だ。本物の愛国心といかなる状況でも決して諦めない芯の強さがある。しかもキャプテンとなる前から。劇中で『血清を使うと、本質が出る』という言葉がある様に、元がそれなので本質が出る血清のおかげでスティーブは不屈の精神を手に入れていた。

一方ジョンウォーカーは、自身に血清を打ってしまった第4話にて相棒のレマーがカーリに殺されてしまった。そのあと、感情に任せてフラッグスマッシャーズの1人を盾でボコ殴りし、殺害した。民衆の前で、冷静になることも出来ず感情に任せ、一線を超えてしまう。血にまみれた『キャプテンの盾』の絵面はなかなかにショッキングだったし、放送直後のTwitterは荒れに荒れた。みんなが、『血清を使うと、本質が出る』の言葉にハッとした。

でもみんな気づく。ジョンウォーカーは『普通』。あれが普通だ。キャプテン・アメリカの名を与えられ、しかしろくに活動も出来ず、自分の髭を整えられないくらい追い詰められて行く。血清を使用しての戦闘中に、相棒のレマーを守る隙もなくワンパンで殺される。そして、激昂した。民衆の前で盾を使い人間を殺害したことは許されることではないが、1歩引くと『いや、、、ああなるよな、、』と考えてしまう。

ジョンウォーカーは悪い人間では無い。素晴らしく優秀な軍人であることは間違いないし、妻と親友を愛している。承認欲求が強いだけ。『スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ』が重すぎるだけで、心も弱くないはず(そう思ってる)。

 

 

 

5話で盾を取られ、エンドクレジットで自作の盾を作ってたのでマジでどうなんの?!って思ってたけど最後は本当に良かった!ボコボコの手作り盾もレマーの復讐も捨てて、人命優先で車を引き止めたのは本当に声が出た。復讐では無く、ジョンウォーカーとして、ヒーローとしての命の救助。あれでレマーの死にも意味を持たせられた。葛藤している表情は本当に人間味溢れてて、あの1カットをしっかり意図的に差し込んでいるのはマジでズルい。キャプテン・アメリカの名を与えられず、最初から他のヒーローだったら彼はとっくに成功していたんだろうなぁと信じてしまう。

 

ティーブ、サム、そしてジョンウォーカーがキャプテン・アメリカを通して伝えてくれたのは、『力』ではなく『心』の部分なんだと感じさせる。最終話でキャプテン・アメリカを名乗ったのはサムだが、彼は超人血清を使っていない。自ら鍛えに鍛えた身体に、ワカンダ製のキャプテンスーツと翼をまとう。超人のスティーブと互角に渡り合ったバトロックとも互角に戦うし、カーリとはスティーブのようにむやみに戦わず対話に持ち込もうとする。超人血清を使えば皆キャプテン・アメリカになれる。そんな訳では無いのだ。(てかバトロック強過ぎでは??退場が非常に惜しい…)

 

 

いやほんと、みんな好きになったでしょジョンウォーカー。

演じるワイアット・ラッセルの演技が絶妙過ぎてやばい。真っ直ぐさ、悩み、狂気、、全部を併せ持ち、人間味溢れるジョンウォーカーを完成させた。彼以上にジョンウォーカーやれる人いないよ。凄い。MARVELの人選は毎回凄い。

 

最後には『USエージェント』の名を怪しいオバサンから与えられ、見事ヒーローの第1歩を踏み出したジョンウォーカーだけど、、この先彼はどうなるのか。関わってきたあのオバサンは良い人なのか悪い人なのか、、そしてジョンウォーカーにまた出会えるのはどの作品なのか。。名前とコスチュームも与えられてはしゃいじゃうジョン。愛らしい。。いい。。これが人間味。あと心無しかメットがジャストサイズになった気がするぞ。良かった。

 

 

 

この前、『スパイダーマン ファーフロムホーム』を観た。多分5回目くらいの視聴。ピーターがスタークの影を追ってしまい(追わされ)、だけど最後には『スパイダーマン』として立ち上がった物語を観ていて、今回のバキ翼と状況は違えど少し被ってしまった。

みんな大好きジョンウォーカー、、USエージェントとしての活躍に期待してる。