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『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』日本公開まで考えたい、MCUのマルチバース解放による最近の妄想考察合戦

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アベンジャーズ エンドゲーム』から2年。

 

そして『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』の公開から、昨年はコロナの関係もありDisney+にて配信されたドラマ『ワンダヴィジョン』まで1年以上を要し、ここまで2021年は怒涛のMCUイヤーとなっている。

 

2021/1 ワンダヴィジョン

2021/3 ファルコン&ウィンター・ソルジャー

2021/6 ロキ

2021/7 ブラック・ウィドウ

2021/8 ホワット・イフ…?

2021/9 シャン・チー テン・リングスの伝説

 

コロナで延期した作品を含めても、ここまでのリリース速度は異常。そしてここから『エターナルズ』、『ホークアイ』、『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』が控えている。2019年の『スパイダーマンFFH』から1年間を空けられてしまったMCUファンはこの2021年、爆裂に燃え上がっている。

 

 

 

自分も漏れず、燃え上がるその中の1人に入る。ポスターが解禁されたもんなら写っている背景や人物、アイテムで考察をし、予告が解禁されたもんならコマ送りで何度も再生し、内容を考察する。いざ本編を楽しんだもんなら、伏線はあるか、この展開又は発言は今後どう繋がっていくのか、この人物は実はこうではないか、これが出てきたのなら次はこうなるのではないか。脳内で凄まじい考察合戦が繰り広げられる。

そんな僕以上に、YouTubeTwitterでは熱い考察合戦が繰り広げられ、それを見てまた考えを膨らませる。

 

MCUを操る緻密な計画性と管理には脱帽する。それでいて我々はケヴィン・ファイギの掌の上でゴロンゴロンぐっちゃんぐっちゃんに転がされているし、喜んで転がり狂っている。それはフェーズ1の『アイアンマン』から始まっていることで、ここまでずっと変わらない。

 

しかし転がされ狂っている中で、現在『サプライズへの期待値』が異様に跳ね上がっている感が否めない。

 

※以下、2021/10時点での日本公開MCU作品の内容を含め記す。

 

 

 

 

 

 

 

MCUでは、度々サプライズを組み込む。

 

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スパイダーマンFFH』では、本作ヴィランのミステリオが『マルチバースから来た』と発言。そして本編エンドクレジットにはJ・ジョナ・ジェイムソンが登場した。

ミステリオが発言したマルチバースは結局嘘だったが、そんな嘘でさえもファンは『マルチバースを示唆か?!』のような解釈をする。

そしてこれまでのMCU作品ではエンドクレジットでのサプライズ要素が盛り沢山だったが、スパイダーマンFFHのエンドクレジットに出てきたのはJ・ジョナ・ジェイムソン。それもあの『J・K・シモンズ演じるJ・ジョナ・ジェイムソン』だった。『マルチバース』という単語が出てきて、それでいてあのJJJが登場するもんだから、『過去作スパイダーマンマルチバース!?次回作に登場するか?!実写版スパイダーバース?!』まで発展する。してしまう。

 

 

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コロナ禍突入後初のMCU作品・ドラマ『ワンダヴィジョン』では、物語途中でワンダの弟『ピエトロ』が登場する。しかし『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』にて登場したアーロン・テイラー=ジョンソン演じるピエトロではなく、出てきたピエトロは『X-MEN』で登場したエヴァン・ピーターズのピエトロだった。

これにはさすがに世界が大きくザワつき、X-MENマルチバースだのあのピエトロはストレンジが連れてきてしまっただの実はロキだのメフィストだの…数々の考察が飛び交った。

 

 

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続くドラマ『ロキ』では、世界線に大きな分岐が生じることになる。最終話では神聖時間軸=MCUの時間軸を守ってきた《在り続ける者》がいなくなり、時間軸は無数の分岐を始め、マルチバースがついに解放されてしまう。『ロキ』はシーズン2の制作が決定しているが、『ロキ』の話は『Dr.ストレンジ イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』に直接繋がっているとのこと。

 

そんな中で、公開が待ち遠しいのが『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』である。

 

 

 

 

前述したスパイダーマンFFHでの『過去作スパイダーマンマルチバース!?次回作に登場するか?!実写版スパイダーバース?!』は、一気に現実味が増していく。

過去の実写化作品『スパイダーマン2』(2004)でのドクターオクトパスをアルフレッド・モリーナが、『アメイジングスパイダーマン2』(2014)でエレクトロを演じたジェイミー・フォックスがなんと同役を再演すると言うのだ。『過去の実写化作品におけるキャストが再演』…マルチバースを絡めた考察が始まるのも無理も無い。それに付随して、グリーンゴブリンは?サンドマンは?リザードは?どんどん加熱していく。

 

公開が近づいても中々予告編が解禁されず、そんな自由な考察が巻き起こる中、来たる日本時間2021/08/21。ついに予告編が解禁された。

 

https://youtu.be/w86PoS0e0XI

 

ストレンジによる魔術でなんらかのトラブルが起き、時空が歪んだ。それにより先述したドクターオクトパスが登場し、『あの笑い声』と共にパンプキンボムも映る。エレクトロらしき稲妻とサンドマンを思わせる砂嵐のカットや、リザードやヴェノムを連想させる大きな影が攻撃してくるカットも見られ、考察は過熱する。

 

マルチバースの概念が明確になり、もはや何でもありな状態になったMCU。ドクターオクトパスが『スパイダーマン2』のドクターオクトパスなのか明らかではないが、演じるアルフレッド・モリーナは『イースト川に沈んだが、その直後の物語になる』と発言※。あのスパイダーマン2の物語の直後としたら、敵として現れるのは整合性が取れないので、『もしもスパイダーマン2のドクターオクトパスがMCUの時間軸に紛れ込んだら?』というWhat If…?(『ロキ』で言う変異体?)なのか?それともマジであの直後なのか??考察妄想が止まらない。

※この発言は確かでない事が後日判明(汗)

 

登場が確定しているエレクトロも、演じるジェイミー・フォックス曰く『今回は青くならない』とのこと。だとしたらそれこそ『アメイジングスパイダーマン』のエレクトロそのままでは無く、『アメイジングスパイダーマン』のエレクトロが、なんらかの分岐で原作に沿った黄色の稲妻やコスチュームを纏い、MCUの時間軸に紛れ込んでしまうというWhat Ifなのか。

 

ここまで来たらサンドマンは?リザードは?ヴェノムは?なんならヴェノムはどっちのヴェノム?トファー・グレイストム・ハーディ?前作ヴィランのミステリオは生きてる?

予告を焦らされた分だけ、妄想考察は止まらず、加速していく。

 

 

 

 

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ヴィラン勢の妄想考察が止まらない中、もう1つの妄想考察が巻き起こる。

『歴代ヴィラン』がアッセンブルするならば、『歴代スパイダーマン』はアッセンブルするのか。

 

歴代スパイダーマンと言えば、言わずもがな。サム・ライミ版のトビー・マグワイアと、マーク・ウェブ版のアンドリュー・ガーフィールドだ。

何でもありなマルチバースを導入したMCUなので、マジで歴代スパイダーマンのアッセンブルも有り得なくもない。

 

 

しかし噂や妄想、リークという名の嘘が流れる中で、トビーとアンドリューにもやがて『君は12月に公開されるスパイダーマンの映画に出るのかい?』と話が振られる。

 

まるで、数年前の『仮面ライダージオウ』での1年間で見た光景を見ているようだ。歴代のレジェンドキャストが出演をしていく中、客演を期待されるキャストには『ジオウに出ないんですか?』とSNSで聞いたりするファンが出てきた。W・フィリップを演じた菅田将暉は『オファーはあったんやけど〜スケジュールが合わへんかった』とラジオで発言したが、カブト・天道総司を演じた水嶋ヒロは『オファーも無いので何も言えない』とのことだった。ファンからしたら期待の表れで聞いているのかもしれないが、役者からしたら何も言えない。これと似たような現象を見ているような気がする。

アンドリュー・ガーフィールドは『出ないよww出ない出ないww』と頑なに否定をしているが、『本人は出ないって言ってるよ』と言う人もいれば、『いや、サプライズのために嘘ついてるんだろ』と考える人もいる。

 

なんでも有り得るマルチバースを組み込んだMCUは、本当にどうなるか分からない。構想はケヴィン・ファイギが握っている。

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームの公開まで、妄想や考察は止まらないかもしれない。これからさらなるリーク情報や噂を目にし、期待が跳ね上がるかもしれない。

きっといちばん大事なのは、いざ公開され、作品を見たあとに『なんだよ、歴代スパイダーマンアッセンブルしないじゃんかよ』とならない事だ。サプライズを期待しすぎてガッカリする事があってはいけない。アッセンブルしなくても、最高な作品に仕上げてくるはずだ。

 

なんでも有り得るマルチバース要素も楽しいが、世界観も着実に広がっている。『シャン・チー』では悪魔や龍が登場し、エターナルズでは不死の宇宙種族がメインだ。

 

なんでも有り得るMCUを、ケヴィン・ファイギが確実に僕らを楽しませるだろう。ファンタスティック4やX-MENもリブートが決定している。これからも喜んで掌の上で転がりまくろうじゃないか。

 

スパイダーマンの前に、ヴェノムの日本公開まで辛抱して待とうじゃないか…とりあえずエターナルズ楽しみ